人生後半戦の働き方


前回までに「好きなことをする」「やりたいことをやる」「できることをやる」の3つを取り上げてきました。今回は「できることをやる」について考えてみたいと思います。




◆「する」と「やる」

その前に「する」と「やる」の違いについてもう一度確認してみましょう。語学的なことではありません。このブログでの「する」と「やる」の使い方です。「する」は自分に影響のあることを行うとき、「やる」は他者に影響があることを行うときに使うようにしています。

副業の場合は、「好きなこと」は自分が好きなことであり、他者が好きなことではありません。「やりたいこと」は他者に影響することであり、自分さえよければ良いということではありません。

「できることをする」と「できることをやる」違いは、自分ができることならなんでも良いかというとそういうことではありません。他者に働きかけることができることを副業にするということです。

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◆やらなければならないこと

今回は「やらなければならないこと」について考えますが、これは「する」が適切でしょうか、それとも「やる」が適切でしょうか。「やらなければならないことをする」と言った場合は、本業のことを指します。本業あっての副業ですので、本業をおろそかにしてはいけないということです。

では副業にとっての「やらなければならないこと」とはなんでしょうか。まず自分の現状の確認です。

1.収入と支出、時間の使い方の確認
2.好きなこと、やりたいこと、できることの確認


収入と支出、時間は数値化しやすいので確認は難しくはありません。ただし、先送りしている 収入・支出・時間も確認しておくべきです。好きなこと・やりたいこと・できることは、できるだけ具体的に確認しましょう。確認したことはリスト化して見えるようにしましょう。


◆3年後の自分とその差

次に行うことは、1年後の自分、3年後の自分、5年後の自分の状態を予想することです。無難なところは3年後の自分を予想してみましょう。楽観的でも悲観的でも構いません。予想は予想ですので、希望や願望が強くても構わないのです。

そして最後に現状と3年後の差がどのくらいあるかを確認します。前述した通り「収入・支出・時間」は数値化できるので差を計算することは簡単です。「好きなこと・やりたいこと・できること」は、具体的にすることでその差をステップ化することができます。ステップ化とは現状と3年後の差を段階的に縮める手順です。


◆差を埋める

現状、3年後、その差の3つを確認した後に、副業について考えます。すべての差を埋める副業を目指すよりも、いくつかの差を埋める副業のほうが条件設定がしやすいでしょう。例えば、本業の実質労働時間を9時間から7時間に減らす、本業の手取り収入を1万円増やす、副業を踏まえて好きな旅行を年に3回行う、旅行の結果をまとめてブログに10記事を投稿する、などです。

副業の可能性としては、旅行ライター、旅行ガイド、旅行ブログのアフィリエイト、旅行用品の紹介と販売などです。また、旅行写真を販売したり、海外旅行であればハンドキャリーや個人輸入の代行という方法もあります。副業から生まれる収入はこの段階では予測できません。

ニューシニア世代が注意しなければならないことは、本業と同じ土俵(考え方)で副業を行うということです。「長年の経験で、経験を生かして」という考え方よりも、副業は副業としての考え方をすることをお勧めします。


次回からは「ニューシニア世代の副業」について考えてみたいと思います。