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50歳を過ぎると「定年」の二文字が頭をよぎるころです。また定年のない働き方をしていても「引退」という言葉を意識するころではないでしょうか。人生前半戦は努力をして上へ上へと向かって仕事をしてきました。人生後半戦は下へ向かって仕事をすることを考えておかなければなりません。




◆人生後半戦は下り坂

ピークを迎える年齢は様々ですが、仮に50歳で人生のピークを迎えたとします。ピーク時には本業で得る収入も地位もあります。プライベートの生活はどうでしょうか。子育ても家のローンも先が見えてきます。職場での人間関係、家庭での人間関係はどうでしょうか。こればかりは想像がつきません。人それぞれとしか言いようがありません。

人生後半戦の「働き方」だけを考えれば、ピーク時の後は、更に次のピークを求めることができるのか、それとも下り坂を進むのかを判断することになります。下り坂を進むということは、収入は減り地位も下がります。せめて収入が減らなけれプライベートの生活も円満に過ごせるのではないかと考えても不思議ではありません。


◆ファイナンシャルプラン

これを金銭収支の面から考えるのが「ファイナンシャルプラン」です。ライフイベントごとに支出を計算し、それに見合った収入の計画を立てることです。支出に見合った収入が少なければ貯蓄から支出するということになります。

収入の計画を立てるときには、本業による収入と定年後の年金、そして貯蓄と資産が収入の計画欄のプラスに金額が入ります。本業が終われば収入はゼロ、年金額は一定、貯蓄額は金利だけでは増えることは期待できません。資産は価値が上がったり下がったりと一定ではありません。


◆副業と兼業

そこで考えられるのが本業の代わりになる収入です。働いて得る勤労収入か、もしくは不労所得という投資による収入です。実際は、投資を言っても全く働かないわけではなく、資産の管理をするのも情報を集めるのも働いているのと変わりはありません。

勤労収入には、本業と同時に行う副業と兼業があります。副業は本業に対して収入は少なく、働く時間も少ないので副業ということになります。兼業は、どちらも本業で複数の仕事を行うことです。副業に対して複業と書くこともありますが、実際は同じことです。

人生後半戦の働き方



◆転職・起業と継続雇用


本業を辞めて別の仕事、働き方をすることもできます。転職と起業です。転職は文字通り職が替わるだけで本業を替えることで収入を維持しようとすることになります。起業は、本業を辞めて自分で事業を始めることです。したがって安定収入になるかどうかはわかりません。

定年後の働き方には、本業の継続雇用、年金と継続雇用という働き方があります。ただ継続雇用期間には終わりがあります。仮に定年制がなくなっても、その時はいつでも退職勧奨があってもおかしくないということです。

人生後半戦の働き方


◆ベースになる収入

人生後半戦の働き方では、ベースになる収入をどこに置くかで考える方向性が変わってきます。ベースは本業収入から年金収入に変わります。本業を行っているときもすでに投資などで副収入がある人もいます。「本業収入+副収入」から「年金収入+副収入」に変わることになります。

年金収入は本業収入より少ないですので、副収入をどのようにして維持するかを考えなければなりません。前述のとおり、人生後半戦の収入というのは右肩上がりではありません。また支出も右肩上がりではありません。実際の支出に合わせて収入を維持するというのが人生後半戦の考え方です。


「支出のための収入」から「収入に合わせた支出」への転換期になります。特に住宅ローンなどは支払いの先送りですので、ローンの返済のために働いているとどこかで思うこと、思ったこともあるのではないでしょうか。先送りどころか、人生後半戦には終わりがあるのです。終わりを意識した仕事の選び方、働き方が必要なるのです。


次回はもう1つの転換期である「仕事と働き方」について考えてみたいと思います。