人生後半戦の働き方


50歳を過ぎてからの仕事で副業をおすすめるのはの理由は、
「やりたい仕事ができる」「見返りを得られる」「社会参加ができる」の3つです。




◆「好きなこと」と「やりたいこと」

「好きなこと」と「やりたいこと」の違いは以前にも書いたことがあります。「好きなこと」は自分のためにすること、「やりたいこと」は誰かのためにやることです。「する」と「やる」には違いがあり、「やる」とは働きかけることです。


◆「やりたいこと」と「やりたい仕事」

「やりたいこと」と「やりたい仕事」も違います。「やりたいこと」は見返りを求めませんが、「やりたい仕事」は見返りを求めます。また仕事は継続して行いますので、一時的にやりたいことを行っても仕事にはなりません。


◆収入を得るための副業

本業を行いながら「やりたい仕事」を行うことを副業と考えています。ところが副業を行う目的で最も多いのが「収入を増やすため」です。「なぜ仕事をするのか」という問いに対しても「生活をするため」「収入を得るため」ということを考えると「やりたい仕事」の前に「なぜ仕事をするのか」ということを考えなければなりません。


◆なぜ収入が必要なのか

収入が必要なのは、まずは生活資金のためです。生活資金は個人個人の生活レベルによって違います。生活レベルは違っても消費のために使うことは同じです。つまり消費するためにに収入を得るということです。借金やローンという過去の消費の返済も同じです。もし消費のための収入であれば、収入を考える前に消費について考えなければなりません。


◆やりたいことと収入

副業を考えるうえで、やりたい仕事のために副業を行うことと、収入のために副業を行うことを同じように考えることはできません。本業以外に収入のために行う仕事は、副収入が必要なのであって副業をしたいのではないと思います。副収入のための仕事は、収入が多ければ多いほど良いわけですので継続して同じ仕事をするとは限りません。

人生後半戦の働き方


◆アルバイト・副業・転職

50歳を過ぎてからの副業は、やりたい仕事を副業とし、副収入のための仕事はアルバイト(一時的な仕事)として分けて考えるべきだと思います。

もし本業がやりたい仕事でも収入が不足している場合はアルバイトを行うべきです。もし本業がやりたい仕事でない場合はやりたい仕事を副業として行うべきです。本業がやりたい仕事でもなく収入も不足している場合は転職を考え、やりたい仕事か収入を増やす仕事をすべきです。


◆本業あっての副業

副業は本業あっての副業です。現在の仕事を本業として考えることができるならば、本業自体がやりたい仕事なのか、収入を求める仕事なのかを考えることから始めてみてはどうでしょうか。

やりたい仕事でもあり収入を得るための仕事でもあるという人でも、副業を行いたいという人がいます。やりたいことが複数ある人です。このような人が行うのは副業ではなく兼業になります。


◆マネーコレクター

やりたい仕事であろうとなかろうと収入を増やしたい人が注意しなければならないことがあります。それは「お金のために副業をする」というマネーコレクターになることです。マネーコレクターは仕事ではなく趣味です。集めることが好きなのです。それを消費に使おうが貯蓄とするかはマネーコレクターは関心がありません。


◆副業は仕事である

ニューシニア世代に副業をおすすめするのは、長い経験の中で「仕事とは何か」という自分なりの考えがあると思いからです。もし「誰かのため」という考えをお持ちであれば、生涯の仕事であるライフワークとして仕事をしていただきたいと思います。そのためには副業から「誰かのための仕事を」始めてみてはどうでしょうか。


次回は「見返りとは何か」ということについて考えてみたいと思います。