10年後も経験を活かせるミニマルビジネス

仕事の経験と知識が10年後までそのまま使えるという保証はありません。むしろ時代と共に必要とされる経験も知識も変わってきます。時代と共に必要とされる仕事について考えてみたいと思います。



高齢者は都市部のマンションに集中する


「衣・食・住」という切り口

時代と共に必要とされる仕事とは「衣・食・住」に関わる仕事です。どんなに科学技術が進歩し日常の生活に反映されようとも「衣・食・住」という切り口は変わりありません。この中の「住」について考えてみたいと思います。

賃貸か持ち家かという切り口

「賃貸か持ち家」かという切り口の他にも、「マンションか戸建てか」という切り口があります。不動産のオーナーになってマンション経営を行う方法もありますし、不動産に投資をして利益を得る方法もあります。これらの方法は時代によって影響のあるビジネスです。

都市部の分譲に移る

住環境は地方から都市部に移ってきています。地方から都市部への人口移動は、都市部での集合住宅化を促しています。都市部での定着が進み、都市郊外での戸建てに移るという選択から、都市部での集合住宅に住み続け、賃貸から分譲へと移る傾向があります。

都市部の高齢化が後押し

この傾向は、都市部の高齢化が後押ししており、高齢者が集合住宅に集中する傾向があります。すでに住んでいる集合住宅を終の棲家とする考え方も増えてきています。医療と介護、戸建ての維持保全を考えると、安心安全を求める傾向が強まってきてるといえます。




マンションに住環境を管理するには


マンション管理という仕事

ここでミニマルビジネスとして考えられるのが、マンション管理に関する仕事です。マンションの管理人というだけではなく、マンションの居住者・管理組合と所有者・管理会社の調整を行う仕事です。国家資格では「マンション管理士」「管理業務主任者」という資格になります。

出典:ユーキャン

受験者と合格率

マンション管理士は居住者・管理組合側のコンサルティング、管理業務主任者は管理会社側の責任者という立場で仕事をします。受験者は40歳代以降が多く、定年後の仕事として注目されています。合格率はマンション管理士が10%以下、管理業務主任者が20%前後となっています。

どんな人が向いている

資格取得後すぐに実務で活躍することが難しいのは他の資格と同じです。人生後半戦はマンション暮らしを行おうと考えている人は、当事者でもありますので長期的な仕事になります。法的知識と管理業務、コミュニケーションの経験がある人が望まれます。建物管理の仕事の経験がある人だけでなく、これからの時代の仕事となるでしょう。

空き家・老朽化・高齢化

現在の住環境は、戸建ての空き家、マンションの老朽化、居住者の高齢化が問題視しされています。日本の人口が減少していく中で、住宅数も減少していきます。住宅が増加している時には建築・販売という仕事が主流でしたが、これからは維持・保全・管理が主流となっていくでしょう。




◆◆◆◆◆

私自身も、賃貸マンション > 分譲マンション > 戸建て持ち家(実家)と移り住んでいます。それぞれにメリット・デメリットがありますが、人生後半戦になると分譲マンションのメリットを強く感じます。

一方で分譲マンションのデメリットが居住者と管理組合や管理会社との関係です。今後は居住者の高齢化も進みますので、ますます管理組合と管理会社の調整が必要になってくるでしょう。管理組合自体も運営を代行する会社がありますし、分譲マンション管理に携わる仕事が増えてくると考えています。

法的知識が必要となる「マンション管理士」「管理業務主任者」だけに、業界経験者か分譲マンションに居住する当事者でなければ用語の理解という壁は否めません。それでも10年後も経験を活かせる仕事として考えてみてはどうでしょうか。