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衣食住の「食」に関心のない人はいません。日本では「食」に困っている人も確かにいます。一方で「食」の大量廃棄という問題や、賞味期限切れという問題もあります。このような問題がある中で「食」をミニマルビジネスとして考えてみたいと思います。



掛け算で「食」のビジネスを考える


フードバンク

まず、毎日の食事に困っている人は、貧困という経済力の問題です。このような問題でも掛け算で考えれば、「食 × カネ × 経験」としてミニマルビジネスを始めることができます。フードバンクという余剰食品を必要としている人に無償で届けるという活動があります。

公益財団法人日本フードバンク連盟
セカンドハーベストジャパン

飲食店の開業

食に関心がある人が最初に思いつくにが「飲食店の開業」です。知識と技術も必要ですが、店舗の経営も視野に入れなければなりません。QSCやFLなどを知らずに飲食業界に飛び込む人もいます。「料理 × 経営 × 経験」とここでも掛け算が必要なのです。

飲食店の基本指標解説(CASIO)
飲食業界の常識『QSC』(favy飲食店サポート)

ライターという仕事

「とにかく食べるのが好き」という人もいます。食べることでミニマルビジネスを行うには「食べる × 書く × 経験」というライターという仕事が考えられます。ただし、飲食店同様、すでに存在する業界でビジネスを起こすには、並大抵の掛け算ではビジネスにはなりません。

一般社団法人 日本フードアナリスト協会

食の切り口は豊富

「食」には「栄養」という観点から切り口があります。管理栄養士や食生活アドバイザーという国家資格・民間資格があります。また、同じ「食」でもより詳細な分類として野菜ソムリエや日本酒のソムリエである唎酒師という資格もあります。同じ掛け算でも既存のビジネスがある場合は掛け算の要素を増やしていくことが肝要です。

日本野菜ソムリエ協会
唎酒師

食と健康という観点

人生後半戦では「健康」が大きなテーマになります。「食」だけでなく生活習慣病や予防医学との関連を含めて健康管理士という資格もあります。食と健康の関係は短期間で効果が出るものではなく、長期間に渡り継続することになります。また健康は医療にも深くかかわるのでより専門的な知識が必要とされます。

健康管理士




USPはミニマルビジネスで重要な要素


ミニマルビジネスのUSP

USPとは「独自の売り込み提案(Unique Selling Proposition)」という意味で、マーケティングやコンサルティングで使われます。ミニマルビジネスはひとりビジネスが基本ですので、自分の商品・サービスや自分自身を売り込むこと考えても良いと思います。

単一のUSPよりも

ひとりビジネスですの「自分独自の」という部分は非常に重たく感じるものです。単一のUSPで自分を売り込める人はほんの少数に限られるでしょう。そこで冒頭でもお話ししたように掛け算という考え方を用いてUSPを作り出します。掛け算の組み合わせがUSPになるのです。

掛け算をし過ぎると

「自分独自の」に拘ると掛け算の組み合わせが多くなってきます。例えば「A × B × C × D × E × F」のように絞り込むことでUSPができますが、USPを一言で表すことはできません。このような場合は、ポイントとなる「B × D × F」の部分を説明するようにします。

USPは短く分かりやすく

またポイントにこだわるあまりに、漠然とした表現になってもわかりずらくなってしまいます。具体的な例は(誤解を生むのでここでは避けますが)名刺をいただいても一体何をしているのかわからないUSPが書かれていることがあります。できるだけ具体的に短く分かりやすくというのがポイントです。

USPが上手くできない場合

USPが上手くできない場合は、正直に「A × B × C × D × E × F」をすべて説明するのではなく、相手によって部分的に説明するだけでも構いません。多くの顧客に接しているうちに自然とどの項目をUSPにするかがわかってきます。




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ミニマルビジネスはひとりビジネスが基本です。1人でできることには限界がありますので、自分のビジネスを説明する時にも端的に伝えることが必要です。テレビのドラマのタイトルを見ても「ガイアの夜明け」よりも「Youは何しに日本へ?」のほうが分かりやすいのと同じです。

私自身もまだまだ試行錯誤の段階なので決定的なことは言えません。決定的なことを知りたければ多くの本がありますので一読されてみてはいかがでしょうか。ミニマルビジネスは試行錯誤の賜物だと思っていますので挫けることはありませんが、気分転換が必要な時はあります。本を読んだり、DVDを見たりと・・