50代60代から始めるミニマルビジネス #3 働き方をミニマルに変える

仕事の内容と働き方 

「仕事」について考えるときに2つのアプローチがあります。1つは「仕事の内容」について、もう1つは「働き方」です。仕事内容は業種・職種で表すことができ、職業とは異なります。サラリーマン、自営業などの職業表現は働き方の総称と言えます。



過去・現在・将来の仕事 

50代60代で仕事について考えるときには、「仕事内容と働き方」の他に「キャリア(経験)とスキル(技能)」についても考えることが不可欠です。前者は現状の仕事について考え方で、後者は過去から現在までの仕事についての考え方です。これから将来に向けての仕事についてはどのように考えるべきなのでしょうか。

仕事・生活・健康・お金 

今回は「働き方」に絞って考えますので、人生後半戦の見通しを立てることから始まります。見通しを立てるには広く大きく考えることもできますが、近未来がどのようになるかを考えるには限界があります。「仕事・生活・健康・お金」の4つについての見通しを考えます。




働き方・生活・健康チェック・お金の見通し


働き方の見通しを立てる

「仕事」の見通しは「いつまで働くか」よりも、もう少し細かく考えてみます。
  1. 現在と同じ働き方ができるのはいつまでか
  2. その後の1日の労働時間と1週間に働く日数
  3. 業種・職種の希望はあるか
  4. 希望がかなわなかった時の他の業種・職種
  5. 将来に向けて必要なキャリアとスキル
計画ではなくイメージであり、これらを繰り返すことでイメージが具体化してきます。

生活の見通しを立てる 

「生活」は「どのように変わっていくか」よりも「どう変えていくか」を考えます。
  1. 住宅は持ち家か、賃貸か、終の棲家はどうするか
  2. 子供・孫などの家族関係に変化はあるか
  3. 両親の介護は誰がどのように関わるか
  4. 自動車・保険などの支出はいつまで続くか
  5. 終活をいつから始めるか
上記以外にも生活状況によって考えなければならないことがあると思います。

健康チェックの見通しを立てる 

「健康」については「仕事と生活」のベースになることで、健康状態の見通しが立たなければ「仕事と生活」の見通しも立ちません。健康状態は見通しを立ててもその通りになるとは限りませんので、健康チェックの見通しを立てます。
  1. 持病はあるか、状態はどうか、通院は続けるか
  2. 定期的な健診は行っているか(持病以外)
  3. 医療機関・健康保険制度の知識はあるか

お金の見通しを立てる 

「お金」は「仕事・生活・健康」のすべてに関わります。「仕事」が収入、「生活・健康」が支出に大きく関わります。収入に見合った生活と考えるよりも、必要最低限の生活と健康を維持するために必要な収入と考えるべきです。現在確定している収入とこれから必要な収入に分けて考えます。
  1. 現在確定している収入(給与・退職金・年金など)
  2. 現在保有している資産を換金した額
  3. 働いて得られる以外の収入(保険満期・投資など)




何を軸にして考えるかで働き方も変わる


お金を軸にして考える 

50代60代で考える働き方の要素として「お金」を軸にして考えることは比較的オーソドックスな方法です。ファイナンシャルプランナーに依頼することもできますし、自分で計算することもできます。FP3級の資格を取らなくても、資格取得のための本を読むことをお勧めします。また有料無料のセミナーもありますので参加されてはどうでしょうか。

時間を軸にして考える 

「お金」の他にも「働き方」を考えるときには、「時間と場所」という考え方もできます。「時間」は勤務時間・労働時間の他に、時間帯や休日・休暇なども含めて考えます。また、最近では副業という考え方も一般的になりつつありますので副業の可否も考える要素になります

場所を軸にして考える 

「場所」は働く地域、現在住んでいる場所からの距離、交通の便なども考えます。おそらく50代60代は自分の意志で行うことができる最後の転居になるかもしれません。高齢になればなるほど転居は難しくなりますので、仕事の場所と生活の場所を合わせて考える必要があります。

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「ミニマルビジネス」は、自宅で1人以上で働きます。そのためには自宅に働く環境を作るという職住一致か職住隣接の状態が望ましいです。また1人以上で働くとは言っても2人目は家族であることが望ましいです。家族以外の人とはパートナーとして働くと考えます。なぜ自宅と人数にこだわるかは次回以降にお話しします。 

上記の「仕事・生活・健康・お金」について考えることで、50代60代の働き方をイメージすることができると思います。イメージした中に「自宅で1人以上で働く姿」があれば、次回以降の「ミニマルビジネス」を始める手順についても読んでいただければ幸いです。

次回は「好きなことを仕事にする」ための手順についてお話ししたいと思います。