50代60代から始めるミニマルビジネス #5 定年後も続けられる仕事

定年・引退・退職

人生後半戦になると「定年」を意識した働き方に変わってきます。「定年」は組織が決めたことで自分が決めたことではありません。自分が決めるのは「引退」です。また「定年」で退職をして仕事を辞めても働くことを止めるとは限りません。



終身雇用制の名残り

「定年」「引退」「退職」「働くこと」はそれぞれ別のこととして考えられます。これらをすべて同じように考えるのは終身雇用制の名残りだと思います。専業主婦の方もご主人の「仕事と働き方」の変化をを理解する必要があります。

永久就職の終わり

かつては永久就職と言われた専業主婦も今では「永久」ということはありません。ご主人が定年退職をした後に主婦業は続き、その期間が長くなれば長くなるほど夫婦間の「働くこと」への意識差が生じてきます。

人生後半戦の働き方2

定年を家族で考える  

「定年」は当事者のライフイベントではなく家族全体に影響するイベントです。収入面だけではなく、時間の使い方、家族間の関係など幅広く関わってきます。終身雇用が生涯雇用ではなくなった時に既に起きていたことなのですが、後手後手にまわっていることは否めません。



ライフプランと同じくワークプランも重要になった


どのようにしたいか

家族の問題とは言っても当事者が考えなければ問題解決には進みません。問題と考えると正解を探すことが目標になり躊躇してしまいますが、課題と考えると自分がどのようにしたいかから考えることができます。

ワークプランを考える

大きな組織で働いているとワークプラン(キャリアププラン)は組織が考えてくれました。中小の組織でも基本的な考え方は自分で考えるよりも会社の考えに沿ってというワークプランが多いと思います。個人で働いているとワークプランとライフプランは混在しており、仕事優先と考えている人も多いのではないでしょうか。

キャリアプランはキャリアアップのためのプランニングです。ワーキングプランは作業計画で主にワーキングスケジュールを意味します。ここではワークプランは「働き方の計画」を意味しています。

定年は自分で決める

「50歳を過ぎたら定年は自分で決める」ということを何度かお話ししてきました。「定年を決める」ということは「定年の後も決める」ということです。「定年」の後は継続雇用で働く、退職する、働くことを止めて完全引退する、その他にも転職、一時的な休職、独立、アルバイトなど考えられます。

ミニマルビジネスは

「ミニマルビジネス」は定年後の仕事と働き方の1つです。「定年後」は組織に従う働き方ではなくなります。自分自身に従う働き方に変わるのです。仕事と働き方に対する明確な意志がなければ自分に従うことはできません。




ワークプランは定年前から始め、定年後は引退まで


自分を中心にして

ワークプランのスタートは50歳から考えます。すでに50歳を過ぎていても構いません。実績と予測で毎年更新していくことになりますのでスタートは50歳に固定して考えます。自分を中心にして「仕事と働き方」について実績と予測の両方を書き出します。

自分を客観視する

働いているという事実ではなく、働いてやっているという考え方でワークプランを立てます。同時にもし違うところで働いているとしたら、どんな仕事でどんな働き方をするかも考えるのです。横柄な考え方ですが、こうすることによって自分の「仕事と働き方」を客観視することができます。

定年では終わらない

「仕事」も「働くこと」も「定年」で終わりではありません。「引退」するまで続くのです。今の仕事を辞めることが「退職」であって、退職後は休職・転職・再就職などの選択があり継続していき「引退」まで続きます。




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このようにして考えると、死ぬまで働く、働けるうちは働く、という考えも浮かんできます。しかしながら「死ぬまで働く」かどうかは表現上だけで現実的ではありませんし、また「働けるうち」というのは自分で決めるのではなく、「働かせてもらえるうち」という考えが少なからずあるのではないでしょうか。

ワークプランを立てるにはひとりで悶々として考えることもできますが、気のおけない人と話すのが良いと思います。できれば家族と話すのが良いのですが、親しい友人知人と話すのも良いでしょう。まずは自分の考えを言葉にすることです。

定年前の準備、定年後のは働き方・暮らし方に関する「定年本」は次から次へと発行されています。書かれていることは著者の考えであって自分の考えではないことを頭に入れて読むことです。自分に当てはまるかどうか最後に決めるのは自分ですから。