50代60代から始めるミニマルビジネス #7 シングルタスクで仕事を考える

仕事も働き方も後半戦 

50代60代になると会社勤めをしている人は、会社勤めも後半戦に入っていることが認めざるを得ません。また自営業で仕事をしている人も、少なからずいつまでこの仕事を続けるだろうかと考えることがあるのではないでしょうか。



人生後半戦は下り坂 

50代60代は人生後半戦の入り口近くにいます。出口がいつになるかはわかりませんが、少なくとも今まで生きてきた時間よりも短くなります。人生後半戦を迎えると体力を始め、知力や気力の衰えも気になります。人生後半戦は下り坂です。

経験と技能を元に 

人生後半戦が下り坂でも仕事が下り坂とは限りませんし、働きたい、働かなければならない人も数多いるでしょう。50代60代までに経験したことや身につけた技能を元にして、これから先の仕事や働き方を考えると思います。

選択範囲が狭くなる 

経験の数が多ければ選択範囲も広がるかと言えば、そうとは限りません。良い経験だけでなく悪い経験もしているはずです。悪い経験をした仕事や働き方をこれからしようとは思わない筈です。選択範囲が広がるようで、経験次第では選択範囲が狭まってしまうこともあります。

参考:2018年のトレンド予測(リクルート)
PDFで152ページの資料のためPCなどで見ることをお勧めします
  • アルバイト・パート領域(23ページ)
  • 人材派遣領域(44ページ)
  • 社会人学習領域(59ページ)



体力・知力・気力・経験・技能をどう活かすか


1つのことに絞って 

50代60代の仕事や働き方を考えるときには、あれもしよう、これもしようとは考えるよりも、1つのことに絞って考えてはどうでしょうか。仕事や働き方を考えるときには、前述の「体力・知力・気力」や「経験や技能(キャリアとスキル)」も下り坂に向かっているという現実を踏まえることです。

体力勝負は続かないか

肉体の衰えは否応がなく進んできます。50代60代から体力勝負の仕事はできません。せいぜい同年齢と比較するか、現在の体力を維持することに止まります。今まで体力勝負の仕事や働き方をしてきた人は、他の仕事や働き方に変える必要があります。

知力は衰えていないか

体力と比べると知力の衰えは個人差が大きいですが、衰えを感じる人の方が多くなります。ただし知力というのはすべての脳の機能が衰えるのではなく、分野によっては衰えるどころが成長し続けると言われています。その分野を見つけることが50代60代からの仕事や働き方を考える上で最も重要なことです。

気力はどうだろうか

気力は体力と知力の衰えと比例します。気力だけはあっても体力も知力も衰えては歯がゆいばかりでストレスがたまってしまいます。体力と知力の衰えは科学技術の発達でカバーすることができますが、気力は外的な要素ではカバーしきれません。

経験を活かすのはどうか

個人の経験は個人の活動範囲の中では価値がありました。個人の活動範囲は通信・交通の発達だけではなく、IT・AIの飛躍的な進歩により広がっています。過去の経験が現在の仕事や働き方に活かせるとは限らないのです。

技能を活かすのはどうか

技術能力という意味での技能はロボットやセンサーによって価値観が変わっています。一方でロボットやセンサーに置き換えることができない技能もあります。単なる経験ではなく熟練という技能です。経験から得た独自の技能は個人の能力として残るからです。




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50代60代になると、ど忘れというか、物忘れというか、「あれっ?、何をしようとしていたんだっけ?」という経験はないでしょうか。これは記憶力が落ちたのではなく、考えることが多すぎることから生じるのだと思います。

1度にいくつものことを考えながら仕事や生活を送るのが当たり前になっていますが、このマルチタスクが50代60代の仕事や働き方を考えるときに邪魔をしているのです。単純作業をすすめているのではありません。

50代60代からの仕事や働き方を考えるときには、経験の中から絞り込む、技能の中から絞り込むように考えることで、体力・知力・気力も活かせるのではないでしょうか。

絞り込むことだけではなくさらに研ぎ澄ますことで、経験も技能も活かす仕事や働き方ができるようになると思います。そのためにはマルチタスクよりシングルタスクの考え方が50代60代には必要だと思います。

・・ということで「シングルタスク」という本を読んでいます。