50代60代から始めるミニマルビジネス #9 ミニマルな仕事と働き方

ミニマルビジネスはスモールビジネスよりもさらに小さく個人まりとしたビジネスです。個人事業の最小タイプとも言えます。仕事としてのミニマルビジネスと働き方としてのミニマルビジネスについてお話ししたいと思います。



仕事としてのミニマルビジネス


組織と個人の違いは

仕事には組織で行う仕事と個人で行う仕事の行ない方があります。組織で行う仕事と個人で行う仕事の大きな差は規模による信用力です。1人で行うより10人で行う方が大きな仕事ができるのは信用力によるものです。

利益が信用を高める

大きな仕事は売上が大きくなります。1人より10人の方が10倍以上の仕事ができます。10人で行う方が10倍以上の売上になる一方で、1人当たりの経費が下がりますので利益も出しやすくなります。組織の信用は利益の額でも評価できます。

組織が有利なのか

組織の信用を高めるためには「10倍以上」の仕事ができることが条件になります。10人で10人分の仕事を行うのでは組織で行う仕事の意味がありません。また1人当たりの経費が下がらなければ利益はでません。必ずしも組織が有利ということではないのです。

1人当たりという考え方

売上・経費・利益という単純な考え方で示しましたが、ポイントは「1人当たり」という考え方です。1人でも1人分以上の仕事ができ、1人でも1人分以下の経費で仕事を行うことができれば利益が出るようになります。これは利益だけではなく仕事のあらゆる面に共通します。




働き方としてのミニマルビジネス


働き方で重要なのは

仕事で重要なのは「信用」ですが、働き方で重要なことは何でしょうか。働き方で重要なのは「時間」です。仕事と働き方の関係は「1時間当たりの成果」です。「生産性」ではなく「成果」としたのは仕事の内容によって変わるからです。

組織はなぜ1ヵ所に

組織がなぜ1ヵ所に集まって仕事を行うかというと「時間」を共有するということが目的の1つにあります。1ヵ所に集まることによって共有して経費を下げることもできますが、「時間」を共有することによって「成果(生産性)」を上げることができます。

時間の使い方と成果

成果(生産性)を上げる方法には、複数の人が協力して働く方法と1人で集中して働く方法があります。集中するためには自分の意識の持ち方と環境が必要です。

また集中できる時間は長くは続きませんし、時間帯によっても変わります。どのように集中するかは、組織としてではなく個人の時間の使い方によって変わります。

1時間当たりという考え方

集中する時間を「ピークタイム」と考えると、ピークタイムは必ずしも組織の中で複数の人と関わり合うことがなくても持つことができます。そのような時間を1日の中で作ることで「1時間当たり」の成果(生産性)を高めることができます。




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仕事は「信用」と「時間」だけでは成り立ちませんが、組織ビジネスとミニマルビジネスの関係は、「1人当たり」「1時間当たり」と単位を小さくして考えることで、どちらが自分の仕事と働き方に適しているかがわかります。

50代60代で自分の仕事と働き方を「1人当たり」「1時間当たり」と考えた時に、成果が組織単位で考えた時より大きければミニマルビジネスという考え方を持つことで、組織から個人へシフトダウンをすることが可能になります。

「独立する」ということではありません。「独立」はミニマルビジネスの1つの形態です。「副業・兼業」もミニマルビジネスの1つの形です。個人での仕事と働き方には「定年」という考え方はなくなり、あるのは仕事と働くことを止める「引退」だけになります。

50代60代のすべての人がミニマルビジネスを行うことができるわけでもなく、いつまでも仕事をして働き続けることができるというわけではありません。自分で仕事を考え、働き方を考える人だけがミニマルビジネスを行うことができます。

やってみなければわからないではなく、人生は考えなければ始まらないのです。