50代60代のミニマルビジネスと働き方 #1 50歳・55歳・60歳・65歳の自分

健康リスクとミニマルビジネス

50代60代は健康上のリスクが大きくなり、健康を害した時の仕事と働き方について考えておくことが肝要になります。
50歳以降では健康寿命と平均寿命が健康年齢の区切りとなります。この区切りを意識しながら仕事と働き方についてお話ししたいと思います。



50歳以降の健康に関わるイベントを図式化してみる


100歳までをの直線

頭の中で考えてもよいですが、イメージを共通にするために50歳から100歳までを5歳刻みで一本の直線として考えてみます。現在の年齢が58歳であればおおよそ58歳のところに印をつけます。配偶者が50歳以上であれば同じように平行してもう1本線を引き同じように印をつけて考えます。

50歳-100歳

現在年齢と平均寿命

2017年7月に発表された2016年の平均寿命は男性80.98歳、女性87.14歳です。この年齢を約81歳、約87歳として印をつけます。同じく健康寿命という考え方があり、2016年の健康寿命は男性が72.14歳、女性が74.79歳という資料があります。これを元に印をつけます。

参考:2016年健康寿命は延びたが、平均寿命との差は縮まっていない
参考:簡易生命表 PDF(厚生絵労働省)

夫の健康寿命と妻の平均寿命

58歳からミニマルビジネスを考えると、考え始めてから健康寿命まで14年間になります。もしご夫婦で始めると妻が55歳であれば夫が健康寿命を迎える時には69歳になります。夫が平均寿命まで残り9年に対して、妻の平均寿命までの期間は18年になります。この差も頭に入れて考えます。

ミニマルビジネスの基礎は健康

健康寿命も平均寿命も平均値で考えていますので個人差はありますが、このように表に表すことでどの期間にミニマルビジネスを行うかを考えることができます。雇用延長を含めて65歳で退職すると健康寿命までの期間は7年間となり、退職後から考え始めるのでは遅いことがわかります。




健康寿命を意識したミニマルビジネスを始める


健康寿命がポイント

健康寿命が長くなれば長くなるほどミニマルビジネスとして仕事を行ない働く期間が長くなります。ミニマルビジネスを考える上では健康期間を延ばすことだけではなく、健康状態を安定させることを考えるようにします。これは自分だけの健康だけではなく、配偶者、同居の家族、両親を含めて考えておく必要があります。

人生後半戦の働き方2

継続的な提供を行う

50代60代になると健康不安が大きくなってきます。ミニマルビジネスは副業でも独立でも1人で行うビジネスです。健康が安定しない状態では継続的に顧客へ提供を行うことができません。これはミニマルビジネスに限らず小規模ビジネスに共通することです。

健康を害した時には

健康を害した時に仕事の質が落ちるようであれば、仕事の量と働き方に緩急を付けなければなりません。1人で行っているからと無理をすると最悪の事態になることもあり得るのが50代60代です。組織で働いている場合は組織に守られますが、1人の場合はそうはいかないのです。

参考:平成29年(2017)死因順位別死亡数・死亡率(厚生労働省)

健康リスクを補うために

50代60代は健康リスクが大きくなりますので、健康リスクを回避するまたは補完するための方策を練っておく必要があります。まず副業で行い本業の収入と福利厚生を利用するするという考え方ができます。この場合も副業を中断しなければなりませんので中断しても影響ができるだけ出ない方法を考えておくことが必要です。

短期間と一方通行

ミニマルビジネスで健康上のリスクを考えるときには2つのポイントがあります。1つは短期間のビジネスサイクルで考えることです。3年を1サイクルにし健康管理と並行して行うことです。もう1つは双方向のコミュニケーションが必要なビジネスではなく一方通行のビジネス、売り切りビジネスという方法を考えることです。




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60歳からミニマルビジネスを始める場合は、健康リスクについて単に健康に自信があるというだけでなく、裏付けのある健康管理を行なっていなければなりません。できれば50代から考え、準備を行い、実際に行ってみて、それから60代を迎えるという道筋が理想的です。

ご夫婦で暮らしている場合は、上表では年齢差にタイムラグがあることを図式化しましたが、実年齢よりも健康年齢で考えたほうが現実的だと思います。どのタイミングでミニマルビジネスを考え、準備し、行うべきかは個別の事情にもよりますが、準備の前の考える段階だけでも早めに行うべきでしょう。

次回は「50代60代の副業とミニマルビジネス」についてお話ししたいと思います。