ミニマルビジネスという仕事と働き方 #3 趣味でちょっとだけ稼ぐには

本業以外で考える

50代60代には健康リスクがあり、仕事と働き方を見直す時期になっていることを前回までにお話ししました。今回は現在の「本業」の他に考えられる仕事と働き方についてお話ししたいと思います。



好きなことを趣味にしてから


副業ではなく趣味

「本業」以外で考えるというと一気に「副業」にまで話を進めて考えるということではありません。「本業」という仕事以外で行っていることを考えてみます。仕事以外の時間の過ごし方には、生活時間、睡眠時間、そして趣味の時間があります。

趣味の範囲は広い

「趣味と言っても人に言えるほどのものではない」と言う方もいますが、少なくとも嫌いなことではなく好きなことを行っているはずです。それでも「趣味がない」という人もいます。仕事と生活と寝るだけでは趣味が持てないのも仕方ありませんが。

好きなことを仕事に

定年後の仕事や働き方を取り上げるときに「好きなことを仕事にする、好きなことをして働く」というように考える人もいます。「好きなこと」が必ず仕事になり、楽しく働くことができるかとは限りません。「好きなこと」は仕事のように義務や責任、目的がないから行っている場合もあるのです。

好きなことを趣味に

「好きなこと」を「趣味」と言えるまでにすることから考えてみましょう。「趣味」は範囲が広く、また深さも違います。例えば「野球が好きだ」と言っても、野球をするのが好きなのか、観るのが好きなのかでも違いますし、テレビで観るのが好きなのか、 ファンクラブに入って応援するかによっても違います。




趣味で稼ぐには好きを共有することから


趣味で稼ぐこと

すでに「趣味」がある人は、趣味にかけている時間とお金があります。「趣味」は時間とお金の代わりに楽しみ、満足感を得ることができます。「仕事」と「趣味」の違いは、時間とお金が減るだけではなく、増えるかどうかにあります。つまり「趣味」で稼ぐことができれば、稼げないよりはいいという発想です。 

他の人も好きなこと

一方で「趣味で稼ぐのは難しい」と言われるのはなぜでしょうか。「趣味」は自分が好きなことで、他の人が好きかどうかにかかわらず行っています。「趣味」で稼ぐには少なくとも他の人も好きなことでなければなりません。そのためには他の人の気持ちを考える必要があります。

好きを共有する

「好き」を共有するためには自ら好きであるモノやコトを分かりやすく説明することで可能になります。自分さえ分かればよい、分かる人だけ分かればよいでは、趣味で稼ぐことはできません。好きなことだけではなく、興味があること、楽しいことでもかまいません。ここで必要なのが「やり抜く力」です。

好きをお金に換える 

共通の「好き・興味・楽しい」を広く伝えることができれば、新たに「好き・興味・楽しい」に加わろうとする人が出てきます。例えばこの時点で、「好き・興味・楽しい」を伝えることをお金に換えることができます。定期的な刊行物、かつてのミニコミ、現代では有料メルマガなどです。 他にも自分が使っているモノ・サービスの紹介や販売、会員制の勉強会・サロンなども考えられます。



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50代60代だから趣味で稼げるわけではない


「趣味」では稼ぎたくはないという人は、別のアプローチを考えなければなりませんが、今回は「趣味=好きなこと」と考えて「好きなこと」で稼ぐアプローチについてお話ししてみました。

これとは逆に好きでないこと、嫌いなことを共有しても意味がありません。また趣味とボランティアとの違いは、自分が好きなことが趣味、相手がして欲しいことがボランティアという主体の違いにあります。

「趣味」でどのくらい稼ぐことができるかと言えば、利益が出るほど稼ぐことはできないでしょう。まずは「お金が入る」という実績と実感を経験するために行う程度だと割り切って考えうべきだと思います。利益を出すためには「仕事」にしなければなりません。

インターネットの普及により、自分の「好きなこと」についての情報発信は行いやすくなりました。また個人間売買もメルカリヤフオクのように簡単な方法でできるようになっています。

50代60代だから趣味で稼ぐ、好きなことで稼ぐことができるようになるわけではありません。むしろ50代60代は「趣味と仕事」を別なこととして考える傾向があると思います。年代という垣根、趣味と仕事という垣根を取り払うことから考えてみてはどうでしょうか。

次回は「仕事とビジネスの違い」についてお話ししてみたいと思います。