ミニマルビジネスという仕事と働き方 #4 仕事とビジネスの違い

仕事の意味とは

仕事の意味は「誰かのため・なにかのため」と「生活のため・お金のため」とい2つの目的で働くことを指していると以前お話ししました。今回は仕事とビジネスの違いについてお話ししたいと思います。



ビジネスとは自分が主体になって行う事業


お仕事は何ですか?

「お仕事は何ですか?」と聞かれたときにはどのように答えているでしょうか。業種や会社などの組織名の後に職種を付けるのが一般的ではないかと思います。例えば「食品関係の会社で営業をしています」とか「トヨタの関連会社で事務をしています」というようにです。

ご商売は何ですか?

では「ビジネス」とはどのようなときに使うかというと、もちろん日本人が日本語で「ビジネス」と使うときですが、「お仕事は?」という意味の中でも「ご商売は?、どんな事業を?」という意味があると思います。

取引や事業を意味する

「ビジネス」は「取引や事業」のことを指し、ビジネスを行う主体である当事者または経営者であることを前提として使います。ビジネスマンやビジネスパーソンは仕事をしている人という意味で使いますが、ビジネスは単に仕事という意味ではありません。

ミニマルビジネスとは

「ミニマルビジネス」のビジネスとは「事業」を意味しています。自分が事業の主体となって働くことです。個人事業との違いは、個人事業からイメージすることよりももっと小さい事業だということです。例えば趣味で作ったり仕入れたものをフリマやネットで売るようなことです。



ミニマルビジネスの3つのポイント


継続性があること

ときどきフリマやネットで販売をしたことがあっても、それはビジネスとは異なります。ビジネスには「継続性」が必要だからです。ときどき行うのはアルバイトであってビジネスではないと考えています。

目的があること

継続性の他にも「誰かのため・なにかのため」と「生活のため・お金のため」という目的が必要です。この2つの目的を満たすことがビジネスの条件となり、どちらか片方の目的のためだけではビジネスとは考えません。

利益を出すこと

前述の「生活のため・お金のため」の目的を具体的に表したのが「利益」です。利益の出し方は「収入>支出」であれば可能になります。利益が目的ではなく、目的を達成した成果として利益があると考えます。

組織と個人の垣根

ビジネスには組織で行うビジネスと個人で行うビジネスがあります。ビジネスには垣根はありませんが、組織には垣根があります。組織をまたがってビジネスを行うことも組織と個人の両方でビジネスを行うことも公には今まではできませんでした。この垣根が2018年1月に取り払われたのです。
参考:副業・兼業(厚生労働省)




50代60代から始めるミニマルビジネス


50代60代までの経験

人生後半戦になるまでには働いたことがない人の方が少ないでしょう。過去に働いた経験を自分を主体としたビジネスとして振り返ってみてはどうでしょうか。継続性・目的・利益の観点から見直すことによって、これからの「仕事と働き方」を考えることができます。

定年で継続性が断たれる

例えば、会社で働いている人はの継続性は定年で途絶えますし、個人で働いている人は定年がない代わりに引退・承継・廃業を考えることになります。会社で働いている人の目的は会社が行っている事業の目的に従っていることになり、自分自身の目的は生活のためだけかもしれません。

ミニマルビジネスは何歳でも

ミニマルビジネスは、会社や組織で働いている人も、個人で働いている人も、また年齢に関係なく始めることができます。50代60代で始めるミニマルビジネスは、過去の経験を活かすことではなく、過去の経験を見直すことから始めます。見直すポイントはくどいようですが「継続性・目的・利益」の3つです。

次回は「雇用継続とミニマルビジネス」についてお話ししたいと思います。