ミニマルビジネスという仕事と働き方 #8 雇われる働き方と雇う働き方

雇われる側と雇う側

現在の働き方には、雇われる働き方と雇う働き方があります。雇われる働き方とは労働の対価として金銭等の支払いがあり、雇う働き方とは労働の対価を金銭等で支払う他に、自らの労働に対しては経営の対価として金銭等の対価を得ている働き方です。



雇用関係のある働き方と雇用関係のない働き方


雇われる働き方

組織で働いている人のほとんどは「雇われる働き方」をしています。役員などの経営層だけが「雇う働き方」となっています。また個人事業で仕事を行っている人も実質的には「雇われる働き方」を行っている場合があります。

雇う働き方

組織の経営層は「雇う働き方」を行っていると考えます。株主との関係を「雇われる」という考え方もありますが、雇用関係ではありません。個人事業の場合は、雇われない働き方とする場合もありますが、自分で自分を雇うという考え方もできます。(ミニマルビジネスの考え方は後者です) 

無償で働く場合

労働力は提供するが金銭等の対価がない働き方もあります。ボランティア、介護・育児・家事全般・社会活動などです。NPOや公益法人に所属しながら無償で働いている人もいます。無償で働く場合は雇用関係とはなりません。

4つの働き方

雇用関係が有無で、大きく「雇われる働き方」「雇う働き方」「個人事業での働き方」「無償での働き方」に分けて考えることができます。またそれぞれの立場で、また法律や制度によって呼び方も異なりますので、誤解が生じないようにしなければなりません。 
参考:無償労働(コトバンク




正規社員と非正規社員という雇用形態


正社員と非正規

「雇われる働き方」はさらに細かく雇用形態で分けられています。雇う側が直接雇用する場合と間接的に雇用する場合です。直接雇用する場合は正規社員(正社員)と非正規社員(契約/嘱託・パート・アルバイト)に分かれ、間接的に雇用する場合は派遣社員が多いのが実態です。

参考:【図解】雇用形態とは?今さら聞けない働き方の種類を分かりやすくまとめました(ランスタッド)

定年から逆算する

50代60代の働き方は定年を境にして、現在の働き方からどのような働き方に変えたいのかから逆算して考えるが適切です。現在の正社員から非正規社員・派遣社員・個人事業・ボランティアとしての働き方に変えることが考えられます。

非正規社員として

正社員以外での働き方でも、今までは専業主婦として働いていた人が、パート・個人事業で働き始める場合もあります。個人事業からアルバイト・ボランティアで働き始める人もいます。いずれにせよ、50代60代は正規社員以外としての働き方を考える必要があるのです。

50代60代の転職

「転職」には同じ業種・職種で働く場合がリスクが少なく、大きな不安もないと考えられています。ただし、業種・職種によっては常に右肩上がりとは言えず、今までのような待遇を維持することが難しいのが現実です。さらに異業種・他職種への転職を行うには、不安を解消すべく準備期間を抜きにして考えることはできません。




人生後半戦の働きかを考えていますか?


50代60代は人生後半戦であること認め、人生後半戦の働き方は下り坂であることを意識しなければなりません。50代60代から右肩上がりの働き方を送れる人は少なく、また送ることができたとしても長続きはしないのが現実です。

良くて現状維持、さらに運が良くて右肩上がり、ほとんどの人は右肩下がりをいかに抑えて、人生後半戦を有意義に送るかを考えることになります。そのためには50歳になったら人生後半戦の働き方を考える準備期間を備えるべきです。

すでに50代になっている人、60代になっている人も遅いということはありませんが、自分が置かれている状況をよく考えて、準備期間として活動することが肝要です。なにから始めてよいか分からない人は、自分が置かれている状況がわからない人です。

なにから始めたらよいか、次回の「50代60代で働き方を考える」でお話ししてみたいと思います。