パソコン教室に通いたい

先日、50代後半の知人から「パソコン教室に通いたいのだがどこか知らないか」と聞かれて答えに窮してしまった。「知らない」と答えてしまうのは簡単だったのだが、世話になった恩があるのでむげにはできなかった。



パソコン教室に通いたいんじゃないのでは?


パソコン教室に通いたい理由

パソコン教室に通いたい理由を聞いてみた。
  • 定年後は雇用継続を希望しているのだが、パソコン操作が必要になる
  • 会社で使っているシステムとインターネット、エクセルは使える
  • ワープロは使えないし文字入力は遅い、新しいソフトも分からない
  • WindowsパソコンとAndroidスマホを使っている
  • クラウドとか新しい用語の意味がよくわからない
まだまだ細かに話していたが、触ることはできても使うことができないレベルだとわかった。

何を行いたいのかを聞いてみた

雇用継続後の仕事の内容が定型文書の作成らしいことがわかった。提携文書の内容については経験もあるので熟知しているのだが、細かなワープロの操作がよくわからないらしい。

今まで何十人という部下を率いてきた人とは思えないほど弱気だった。人間的には悪い人ではない、だから悩むのかとふと思った。目的と目標を明確にすることをこの人から教わったのだが・・。

50代60代に必要なスキルとは

スキルには仕事に必要なスキルと働き方に必要なスキルがある。仕事に必要なスキルとは業界・業種・業務などの知識と知識を使う技術である。働き方に必要なスキルとは、例えば手書き文字・ワープロ専用機・パソコンのワープロソフトなどのツールの習熟度となる。

50代60代までには仕事に必要なスキルは自然と身につき、また磨こうと努力するものだ。ところが働き方に必要なスキルはどこかでスキルを磨こうと努力することを止めてしまう。50代60代に改めて必要になってくるスキルは働き方のスキルの方だ。




パソコン教室よりもパソコンに慣れることが先決


パソコン教室よりも必要なモノ

家にあるパソコンについて尋ねるとWindows7からWindows10にアップグレードしたらしい。家族で使っているのでよくわからないそうだ。会社で使っているワープロソフトはWORDだったが、バージョンはよく覚えていないとのことだった。

「そんなに違うのか?」と聞かれたが、なんと答えてよいかわからなかった。「違います」とだけ答えた。違うと言えば違う、違わないと言えば違わないのだがと付け加えた。どのくらいパソコンとワープロについて知りたいのかをはかりたかったのだ。 

パソコン教室を逃げ場にしていただけ

「やっぱりパソコン教室へ行った方がいいのか」と言い出したので、「パソコン教室へ行く前に新しい自分専用のパソコンを買ったらどうか」と聞いてみた。買って使えなかったらもったいない、家に2台も必要ない、どれを選んでよいか分からないというような答えだった。

いくらお世話になった知人と言えども、この調子で時間つぶしに話をされたのでは自分も困るので、「3ヵ月でパソコンとワープロの元を取る方法」について話してみた。最初は興味を示さなかったが、最後には「パソコンはいくらするんだ」と聞いてきた。

ブラインドタッチの練習から

結局、手頃な価格のノートパソコンを通販で購入して、今はブラインドタッチがなんとかできるようになっている。ときどき操作方法が分からないときや、ときにはデータが消えたと慌てて電話がかかってくるが、順調に上達していると思う。

WORDについては、自分は使っていないので分からないとあらかじめ伝えたため、めったに質問はない。たぶん家族に聞いているのだと思う。「パソコン教室のパソコンでできてたことが会社のパソコンではできないかもしれない」と言い放ったのが効いたようだ。




50代60代に身につけたスキルは死ぬまで忘れない


今では常に鞄にノートパソコンを入れて持ち歩いているらしい。居酒屋でもパソコンを出すものだから呆れられているようだ。それでもめげずに使っているのはオヤジパワーなんだろう。必死というより楽しんでいるようなのでなによりだ。

習うより慣れろ」という言葉がある。ブラインドタッチがある程度できるようになると本来のパソコンの機能も知りたくなってくるものだ。ブラインドタッチの練習専用ソフトもあるが、私が勧めたのは「3行日記を書く」ということだけだ。

本来へ手書きで行うことに意味がある3行日記だが、なにかを見ながら書くのではなく、自分の考えていることを書くことがブラインドタッチを行うのに1番効果がある。専用ソフトではなくGoogleカレンダーを使って書くのだ。

興味がある方はぜひ試して欲しい。50代60代になっても1度身につけたスキルは死ぬまで忘れないだろうから。

50代60代になって大切なこと

キャリアやスキルの棚卸しよりも
目的や目標の見直しをすること