売上は不可欠

好きなことをやっても売上があがらなければ、たとえ極小規模のミニマルビジネスとはいえ継続する意味がありません。
自己満足のビジネスに終わらないようにするためには売上は不可欠です。
今日からミニマルビジネスを始めよう! #7 売上はニッチとLTVで


売上とは価値の対価であり、価格が基準になる


売上は対価である

「売上」は提供するモノ・サービスの価値に対する対価であり、通常はお金で支払われます。お金にも価値がありますので、お金とモノ・サービスと価値の交換を行うことが売上をあげることです。

付加価値と総価値

「価値」には売る側の価値と買う側の価値があります。売る側にとって価値とは、売上から仕入や経費をを除いた利益を意味し、これを付加価値と考えます。買う側にとっての価値は、売上にあたる全体の総価値を意味します。

価格と価値基準

「価格」とは価値をお金で支払うときの金額であり、この金額が対価の基準値になります。金額以上の価値がある場合に顧客にとっての付加価値が増えます。また新規で買うのか、買い換えで買うのかによっても価値基準が異なります。

商品・顧客・期間

売上にはモノ・サービスの単一の売上と総合的な売上げがあります。特に商品別・顧客別・期間別の売上は集計手法として馴染みが深いのではないかと思います。また、商品×期間・顧客×期間・商品×顧客のようにして売上の分析を行うのが常です。




ミニマルビジネスの売上は顧客中心に考える


ミニマルビジネスの売上

ミニマルビジネスでの売上とは必ずしもモノ・サービスの対価として考える必要はありません。既に存在するモノ・サービスと対抗してもレッドオーシャンの中を進んで行くことになります。かと言って新しいモノ・サービスを提供するブルーオーシャンはなかなか見つけにくいものです。

ミニマルビジネスの価値

ミニマルビジネスにおけるモノ・サービスの価値は、顧客に提供される全体の総価値である必要はなく、一部の価値だけを提供することでビジネスが成り立つように考えます。一部の価値をニッチ戦略・ニッチマーケティングと考えることもできます。

ニッチな顧客のために

顧客を中心とした売上の考え方に、顧客×商品と顧客×期間という2つの考え方があります。ニッチな顧客とはモノ・サービスに対してニッチな価値を求めている顧客です。ニッチな顧客に対する商品がニッチである必要はありません。ニッチな価値を持つ商品であればよいのです。

ニッチな顧客のLTVを

LTV(Life Time Value)は顧客が生涯にもたらす価値を意味します。ニッチな顧客の数は少なく、ニッチな価値を持つ商品も少ないので、売上も小さくなります。ところが顧客となる期間が長くなれば売上が小ささくなるとは限りません。




ニッチな顧客のニッチな価値を見つける


ニッチな顧客は高齢者

高齢社会で人口が多い世代は、現在50代60代であればよくわかると思います。人口構造の2つの「凸」の世代です。この世代のどちらかでニッチな顧客を見つけることが高齢社会においてミニマルビジネスが成立すると考えています。20代10代は人口自体が少ないのでニッチな顧客を見つけるのも難しいでしょう。

注意しなければならないのは

高齢者がニッチな顧客ということではありません。また現在は男女とも70代前半の健康寿命を過ぎたころから自然減が始まります。ニッチな顧客も自然減となります。この時がニッチな顧客をターゲットにしたミニマルビジネスの終わりです。

ビジネスには始まりと終わりがあるということも理解しておかなければなりません。

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売上は顧客数×購入率×商品単価で求められます。日本では人口減が始まる一方で長寿化が進み、顧客の年齢も幅広く、現在の人口構造は歪な形になっています。顧客数・購入率・商品単価で売上を予測することが難しくなってきています。

50代60代からミニマルビジネスを始めるときには、まず今までの考え方を見直し新たな売上げを予測する方法を考えなければなりません。私は「売上=ニッチ顧客数×減少率×ニッチ価値単価×価値数」だと考えています。

ニッチな顧客とニッチな価値、この2つがミニマルビジネスのポイントです。