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「ワーク・ライフ・バランス」を「仕事と生活の調和」という意味で使っています。「バランス」には確かに「調和」という訳し方もありますが、「バランス」から受けるイメージは「均衡」ではないでしょうか。


ワーク・ライフ・ハーモニーとながらすたいる


「調和」からイメージする単語は「ハーモニー」であって、こちらの方が本来の「仕事と生活の調和」から受けるイメージに合っていると思います。「ワーク・ライフ・ハーモニー」こそが「ながらすたいる」のベースとなるライフスタイルとなります。

「ワーク・ライフ・バランス」が崩れアンバランスになっている顕著な例として「長時間労働」があげられます。労働時間すなわちワークに割く時間を短くすることによって、生活時間すなわちライフに割く時間が多くなると考えられています。

実際には長時間労働をなくすだけでは生活時間が増えるわけではありません。15時に終わり消費を促そうとしたプレミアムフライデーでは、仕事を終えても自宅に帰らず目的なくブラブラするフラリーマンが増えたとニュースでも取り上げられました。

「1日24時間=生活時間+仕事時間」という単純な式では表せません。生活時間と仕事時間以外のどちらでもない時間と、生活時間と仕事時間を同時に行う時間があります。フラリーマンは仕事時間を生活時間ではなくどちらでもない時間に身を投じてしまったわけです。

生活時間と仕事時間を同時に行っている代表的な例として通勤時間があります。実際には仕事時間ではなく時間の使い方は自由なのですが、労災の対象になっていたり、通勤手当が支給されていると思います。




ながら時間とながらすたいる


通勤時間のように、通勤しながら本を読む、音楽を聞く、仕事のメールをチェックするなど、仕事時間と生活時間を同時に行う時間を「ながら時間」と考え有効に使うライフスタイルを「ながらすたいる」としました。

通勤時間を仕事時間でも生活時間でもどちらでもない時間と考えずに、仕事時間と生活時間を同時に行っている時間と考えると、同じ時間の過ごしかたでも違った時間の過ごし方ができるようになります。

フラリーマンは仕事が終わった後の時間をどちらでもない時間と考えてしまったこと、またプレミアムフライデーを実施している企業などが、仕事が終わった時間だからと時間の使い方の啓発を行わなかったのでしょう。

仕事時間と生活時間を同時に行う時間を「ながら時間」と考えると同じように、仕事時間と生活時間のどちらでもない時間を「第三の時間」として考えることができます。スターバックスが提唱した第三の場所(サードプレイス)と同じ考え方です。

「ながらすたいる」には「仕事時間+生活時間+ながら時間」と「仕事時間+生活時間+第三の時間」という2つの考え方があります。「ながら時間」が短期的な時間の使い方で、「第三の時間」が長期的な時間の使い方となります。
(つづく)


ながら時間と第三の時間で仕事時間と生活時間の調和を